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2015年度 研究紹介
 

人同士のコミュニケーション
を支援する会話ロボットの
開発と分析評価


(科研費基盤C)
武川,木村
大島,斎藤
(NTT)大和


 
社会の複雑化,核家族化に伴い,地域コミュニティの崩壊によりコミュニケーションの
機会が減少し,親族間,世代間のコミュニケーションギャップが問題になっています. 家
族や仲間との日常のコミュニケーションを支援する会話ロボットの設計論を確立するた
め,多様な会話の場を情報学,心理学,言語学から分析します. 人の相互行為と意図・
感情の表出・理解との関係を記述し,人間科学としてコミュニケーションの仕組みとその
重要性を明らかにします.得られた知見に基づき会話の場から疎外されがちな人に対し
て周囲の人と自然に会話をして,安心,安らぎ,充実,楽しさを提供できるコミュニケーシ
ョン支援ロボットを構築します.

 

●多様な会話の分析(親族間,世代間,コミュニティ内コミュニケーション) 

●コミュニケーション行動の認識と生成(言語,パラ言語,非言語)

●会話開始・継続・修復モデルの構築(沈黙,羞恥と行動)

●会話ロボットの開発と評価(システム構築と心理・行動分析による評価)

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ともリビ:
遠隔コミュニーションの
分析と応用

武川,木村,
大島,徳永,

酒造(東大)

  

 遠隔にいる家族,友人同士の共在感覚を共有できるコミュニケーション支援システム
(ともリビ:
ともリビングにいるように感じ)を実現します.そのため,映像を介した遠
隔地間会話,センシングデバイス,表示デバイスをネットワークで結んで人の行動や部
屋の様子をお互いのプライバシーを尊重しながら相互に表示します.人の日常的な
行動,会話の構造を調べ,支援システムのデザイン論を確立するとともに実際にシステ
ムを用いて家族間・友人間のコミュニケーション評価を行い,システムの設計論を確立し
ます.

 

●ともリビ・システムのセンサー,表示デバイスのデザイン

●仲介エージェントによるつながりコミュニケーション

●遠隔映像会話システム

●コミュニケーションの効用とプライバシーの関係の分析評価

●ともリビ・システムの開発とユーザ評価

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 情報環境,
プロダクトの認知
社会心理学的分析と
デザイン

(科研費基盤C)

木村

神奈川大
食総研

日本大

 食事や会話, 買物といった日常的なコミュニケーションの場をモチーフとして,  その場
における人の認知や行動特徴を心理科学の手法により明らかにします
. さらにそれら
の知見を活かして
, 円滑なコミュニケーションを支援するシステムや社会性を育むような
製品デザインを提案します


   

●共食コミュニケーションが食行動に及ぼす効果の解明
●食品リスクコミュニケーション手法の開発と評価
●製品におけるコミュニケーション属性の抽出と実装
●情報量・選択肢数が商品選択プロセスに及ぼす影響
SNS利用時のユーザ心理・行動特徴の解明と応用
●買物時の消費者認知の解明と応用

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時間管理モデルと感情
印象の修正による話者の
意図が伝わる話速変換
会話
システムの実現

(科研費基盤C)

斎藤,武川

 聞き取りに不安のある人でも,早口な人達との会話を楽しめるシステム開発の研究です.
たとえば,複数人による若年者とお年寄りの会話場面において,聞き取りの言語処理速度
に不安を抱くお年寄りは,若年者達との会話に積極的に参与することが難しいと感じます.
この研究では,工学的技術と人間科学の知見を取り入れた話速変換技術によってゆっく
り発話で会話しても,意図を正確に伝達できる会話環境をデザインします.

  ●話速変換された音声の感情印象を修復するモデルの解明
●順番交替支援機能と,話者の意図が正確に伝わる時間管理モデルの実現
●発話者の意図が伝達できる話速変換会話インターフェースの構築とその評価



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高齢者の幸福感向上を
目指した遠隔共食会話の
構造分析と心理効果の
対応関係の解明

(科学研究費 
基盤研究(C))

徳永弘子 
秋谷直矩(山口大学) 
武川直樹

 

高齢者と遠隔に住む家族が共に食事をしながら会話を楽しむ(共食会話)行為が,高齢
者の心理的安定に及ぼす影響を分析し,一人暮らし高齢者の幸福感醸成のメカニズム
を解明します.離れて暮らす高齢者とその子供の間で継続的な共食会話が遠隔会話
ツールでなされることが高齢者の幸福感に繋がると仮定し,繋がり感・満足感などの心
理的要素と人の行動原理との対応関係を明らかにします.コミュニケーションの観点か
ら人間科学,心理学の分析手法を横断的に用い,得られた結果をエビデンスとして,高
齢者の幸福感のメカニズムを解明します.

   
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多人数対話におけるスキル
評価と支援

(NTT共同研究)

武川直樹 
大和淳司
(NTTコミュニケーション
科学基礎研究所)

 人は,気のおけない仲間との気軽な会話から,外交における交渉の会議,企業におけ
る 企画の会議などの目的を志向したうえで高度な論理性や独自性が要求される議論まで
様々 な場面で会話を行います.人は成長の過程で周囲の人の意図や感情を考慮したう
えで自分の意図や感情を表現し,人間関係の維持や目的の達成をはかっています.本研
究では,様々な様態の会話からグループディスカッション,特に,就職活動の場面で企業が
要求する採用選考時のグループディスカッションに焦点を当てて研究しています
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