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三研究室ご挨拶   

人間主体のコミュニケーション技術パラダイムの開拓を目指す

コミュニケーション技術は便利なだけでなく,人々の心を豊かにする存在へと進化しつつあります。武川・木村・金子・大島研究室は,人間主体の情報技術パラダイムの開拓を進めるために人間科学(人の行動原理を知る認知心理・社会心理),ソフトウェア技術(信号処理・画像の認識と合成)とハードウェア技術(センサ・表示応用)に基礎を置き,普遍的な理論体系を構築するとともに,システムを設計・実装・評価していきます。多くの方と一緒に研究を行い,得られた研究成果を新たな体験として世に提供したいと考えています.

人間科学と工学の融合プロジェクト

この目標を実現するためには,人の行動心理,メディア技術,インタフェース技術を個別に考えるだけでなく,それらを有機的に結びつける議論が必要不可欠です。私たちは,「人間科学?工学」という基本理念を中心に据えて研究を進めています。そのため,武川がコミュニケーション,ヒューマンインタフェース,画像認識,ロボット,木村が認知心理,社会心理,大島が社会性をもつロボット,金子が統計的パターン認識,それぞれの専門分野を深めつつ,横断的に研究を行っています.また,実際に研究を進めるためには多くの方と共同で研究プロジェクトを進めることが必要です.学内では,斎藤研究室(信号処理)と共同で音声インタフェースの研究を推進し,学外では,日本電信電話様,筑波大学,湘南工科大学,東京大学,食総研様などを始め,積極的に共同研究を進めています.

ダイナミックな研究室運営

研究室のミーティングは,斉藤研究室を加えた全員が集まり,広い観点から議論する「全体ゼミ」と,それぞれの研究室で詳細に議論する「班ゼミ」を交互に毎週行っており,さらに学生中心での輪講やプログラムの勉強会などの「自主ゼミ」を開催しています。現役・OBOGの博士・修士・卒論の論文題目

私たちの研究に興味のある方は,ぜひご連絡をいただきますように御願いいたします.

 インタラクション研究室  
 
 武川直樹 教授
 

武川研究室では,人のコミュニケーション行動を分析するコミュニケーションサイエンス,信号処理・画像認識技術,ロボットインタフェース,コミュニケーションシステム化技術を研究し,人が使ってうれしいと感じられるシステムを実現することを狙います.
人と人のコミュニケーションの様子を詳細に観察して,人の行動原理を工学的に応用可能なモデルとして記述し,信号処理・画像認識技術に基づき,モデルに従うシステムを構築し,さらにシステムの評価を通じでモデルを改善することで,新しい体験につながるシステムを実現したいと思っています.
また,人の行動原理を探り,知見を得ることは,コミュニケーションの基礎研究として世の中に大きな寄与するものと考えております.

学部1-2年生,高校生向けの研究紹介はこちら.

研究者・技術者向けの研究紹介はこちら.


 信号処理研究室  

斎藤博人 准教授



斎藤研では,音声処理技術を基盤として,コミュニケーションを支援する技術の研究開発に取り組んでいます.現在,ゆっくり発話を実現する技術「話速変換」を遠隔会話で利用するための研究をしています.話速変換を利用する会話では,話し手と聞き手に時間差が生ずる問題があります.そこで,この時間差を視覚と聴覚の情報で把握できるようにし,話速変換を利用する会話環境でも,ユーザーの意図や気持ちが共有できるインタフェースの研究を行っています.


[信号処理と,関連の研究テーマの関係]
自然界の物理的な情報,例えば音をコンピュータ等で取り扱えるようにするためには,音をディジタル信号として記録しています.信号処理技術は,信号を「分析」あるいは「加工」をして,必要な情報の抽出をしたり,人間にわかりやすい形式に変換することを可能とする技術です.本研究室では,信号処理を基礎技術とし,人間のコミュニケーションを支援するアイデアを工学的に実装するため,以下の現在以下のテーマに取り組んでいます.

・音声信号の加工で,話者の意図,印象を保持する話速変換音声処理法
・リアルタイム話速変換の伝達遅延がユーザ行動に及ぼす影響の分析
・リアルタイム話速変換に用いる発話区間の自動検出法および処理法
・ディジタルフィルタ設計法,および構成法


 情報認知科学研究室

日根恭子 助教
 本研究室は,ヒトとヒト,モノとモノとの関わり合いにおける,人間の認知情報処理のメカニズムを解明することを目的とします.そして,明らかになった新しい知見に基づき,よりよいコミュニケーション環境,さらには新しいコミュニケーション支援ツールの提案を提供します.
インタラクション研究室  
 
大島直樹 助教


本研究室では,ソーシャルな性質のロボットやソフトウエアエージェントを援用して,対人コミュニケーションにおける諸課題に取り組むことを目的としています.そのために,人と人との共同性や社会的なつながりをアシスト可能なソーシャルな性質を備えたコミュニケーション仲介エージェントを構築しています.本年度は(1) 内気・シャイな参加者が会話の輪の中に自然に溶け込めるような会話仲介ロボットの振る舞いデザイン,(2) 遠方に住む家族の食卓と緩やかなつながりを維持し,活気のある食卓の「場」のデザイン,等について研究します.



 インタラクション研究室  
 
徳永弘子 研究員 非常勤講師


食事中の会話,就職活動のグループディスカッション,遠隔通信システムを介した会話など,多人数会話におけるインタラクションを,参与者の発話構造と非言語行動から分析しています.これにより,様々な要因の中で会話の場が形成される仕組みを明らかにします.人と人がどのように会話を組立て,その中で自分の気持ちを相手に伝えるために視線や表情をいかに使い,周囲との関係構築をしているのかを調べることで,会話中の人の行動原理を明らかにします.
さらに人の行動原理をモデル化することで,人とコンピュータのインタラクションデザイン,コミュニケーションロボットの行動生成と認識,ヒューマンインタフェースの設計と,実装後の評価に欠かせない知見を提供します.日常生活に増え続ける人工物と人が隔たりなく付き合えるインタフェースデザインを,人の行動原理の解明から実現します.